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概 要
1.パドルテニスとはどんなスポーツか
ひと口に言って日本各地に普及しているテニスの小型版、つまり数多くある
ミニテニスの一つであるが、技術およびルールの両面でテニス(硬式)に最も近
いと言うことができる。
これは、使用するボールがテニスのボールと同様にフェルトでカバーされて
いることと、独自のスポーツとして確立するまでの発生過程に大きく関係して
いるものと思われる。
コートはテニスの約半分位の寸法で、ラケットに相当するものがパドルと呼
ばれ、卓球のラケットを大きくしたような板状のものを使用する。
ボールの外観はテニスのボールとまったく同じであるが、少し軟らかくなっ
ている。
ルールも一部を除いて、スコアの呼び方までテニスと同じである。
2.パドルテニスの歴史
日本ではニュースポーツとして紹介されることが多いが、発祥地のアメリカ
では100年以上の歴史があり、1898年にアメリカ東北部のミシガン州で産
声をあげたとされている。
もともと、テニスクラブに親と一緒に来た子供のために、テニスコートを二
等分して遊ばせたのが始まりで、大人の間にも人気がたかまるにつれて、コー
トの大きさやルールも統一化され、独自のスポーツとして確立した。
一方日本では、1975年頃から導入の動きがあり、1979年1月に日本
パドルテニス協会が設立され普及活動を開始した。
普及の現況は、当初の関東地区中心から、指導者養成のための講習会を全国
各地で開催することにより、北海道から九州まで徐々に競技人口が増えつつあ
り、一層の普及促進と定着化のためにも各地域での組織作りが急務となってい
る。
世界的には、アメリカ特に西海岸地区では大変に盛んであるが、その他はヨ
ーロッパ及びアジアの一部で行われている程度で、競技人口はそれ程多くな
い。
なお日本パドルテニス協会は、パドルテニスの発祥地アメリカのパドルテニ
ス協会の支部機構として認定されている。
3.パドルテニスの特性と効用
大別すると、次の4つの特性をあげることができる。
@体力と健康の維持増進のための運動量が充分にある。
A他のラケットスポーツに比べて技術的に易しい。
B年齢性別を問わず、それぞれの体力と運動能力に合わせて競技を楽しめる。
C用具費と設備費が安価なので手軽に始められる。
以上4つの特性により、体力や運動能力に大きく差のあるグループ、例えば
学校のクラス単位や家族単位、あるいは地域の婦人会や老人会、といった団体
でそれぞれの構成員が、一緒に楽しむスポーツとしての効用が大きい。
さらに、テニス(硬式)の入門段階、特に児童にテニスを教える手段として
素晴らしい効用がある。
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