パドルテニスについて
プレーするのに必要な用具は?
⇒パドル(ラケット)と専用のボールが必要です。
パドル(ラケット)
パドル(Paddle)とは、舟の櫂のことで、パドルテニスのラケットがそれに似ていることからつけられた名称です。重さ・材質・表面の形状に関する規定はありませんが、寸法が縦が46.0cm、横幅が24.0cm以下であり、テニスラケットのようにストリングスを張ったものや、打球時に表面加工がはがれるものは使用できません。
公認ボール
テニス(硬式)と同様にフェルトでカバーされたボールを使用します。大きさも全く同じですが、かなり柔らかく、1.8mの高さから硬い床に落とした際のバウンドが89cm~94cmの間の高さになるように規定されています。
『パドルテニス』のコートは?
⇒バドミントンコート+αのスペースが必要です。

- バドミントンコートを利用してコートをつくることができます。
- ネットの高さは、たるみがあっても中央部で76.2cm以上が必要です。
- ベースラインから4.5m、サイドラインから3.3m以上のスペース確保が必要です。
- リストレイントラインは、リストレイントルールを採用しなければ、設営は不要です。
バドミントンコートを利用したコートのつくり方は?
⇒フィート寸法換算上、ちょっと調整が必要です。
パドルテニスは、現在ほとんどの体育館に設置されているバドミントンのダブルス用コートを利用することができます。サイドラインはそのままに、バドミントンコートのエンドラインがパドルテニスのサービスラインになります。ベースラインの位置だけコートを延長すればOK!
ただ、ここでパドルテニスとバドミントンのフィート寸法に対するメートル換算に差があるため、1cmの調整が必要となります。
ベースライン延長の手順
- バドミントンコートのエンドライン(40mm幅)の内側から、パドルテニス用ラインテープ(50mm幅)をバドミントンラインに重ねて貼り、バドミントンコートを1cm拡張します。
- 拡張したラインの外側から91cmサイドラインを延長します。
- 延長したサイドラインの外側から、ベースラインとするラインテープを貼り合わせます。
ラインが完成したら、ポータブルネットを組み立て設置してプレー開始です。ポータブルネットセットがない場合、バドミントン用のネットポストに78.7cmの高さでネットを縛りつけて調整すれば、練習用コートとしてなら兼用が可能です。その際は、中央部がたるんだとしても 76.2cm以上の高さが維持できるように注意してください。
- 日本パドルテニス協会では、体育館の床を傷めず繰り返し使えるパドルテニス用ラインテープや、持ち運びに便利なポータブルネットセットも取り扱っております。